~鍼灸師が教える~おすすめ冷え対策③選

今回は、おすすめの冷え対策を3選ご紹介します。

ぜひ冷え対策を行って、冬の寒さを乗り切りましょう!

目次

おすすめ①~お風呂につかる~

冷えの改善としてお湯につかることは、身体を温めるうえでとても大切です。

さらにお風呂につかる習慣は疲れた身体をリセットするためにもとても大事な習慣です。

お風呂につかることで

・血の巡りがよくなり、老廃物を流す

・疲労物質の排出を促進

・むくみの緩和

・代謝の促進

など、様々な効果が期待できます。

特に冬の季節では、外気に身体がさらされるだけで、身体の内側が冷えやすくなります。

仕事終わりの入浴をシャワーだけですましてる方は、ぜひ2日に1回お風呂につかる習慣をつけましょう!

入浴のポイント

★38°~40°のぬるま湯で10分~15分程度つかる

※熱いお風呂は、温度差による刺激で【交感神経】が活性化し、血管が一時的に収縮することで、心臓や

血管などの循環器系に負担がかかるので、逆効果になりかねません。

高血圧や動脈硬化の疑いがある方は注意しましょう。

★入浴前に水分補給をする

理想は、お風呂につかる15分~30分前にコップ1~2杯の水分補給を心がけましょう。

入浴中は血管が拡張するため発汗しやすくなります。

そのため、日中の水分補給が足りない方は脱水状態や貧血症状に注意しましょう。

おすすめの飲み物→水、ミネラル麦茶、ビタミンC飲料

※入浴前のお酒はアルコールが回りやすいため控えましょう。

おすすめ②~ドライヤーでツボ刺激~

実は家にある【ドライヤー】で冷え対策ができるんです!一般的なドライヤーの温度は、60℃~120℃と言われています。そんなドライヤーを使って行う冷え対策が、【ツボ刺激】です。

〝ツボ〟というものは、経絡と呼ばれるエネルギーの通り道に存在し、気や血の流れを調整するとされています。

ツボを刺激し、滞っている血の流れをよくすることで、冷え対策ができます!

ツボの場所にドライヤーを10㎝ほど離したところから、約30秒程度あてていただくと、冷えていた血液が温まります。

熱を感じない方は少し長めにあててあげましょう。

おすすめツボ3選

①三陰交

三陰交は内くるぶしの上指四本分の位置にあるツボです。

三陰交は、婦人科系疾患や消化器系の不調、もちろん冷え症やむくみにも効果がある万能ツボです。

②血海

血海は、膝のお皿の上の内側から指2本分上がった場所になります。

名前の通り、「血」がたくさん溜まるところです。

つまり血海を刺激することで、血の滞りが解消します。

さらに、子宮を温めて生理痛を緩和したり、婦人科系の症状や、ひざ痛や足の疲れにも効果的です。

③関元

関元は、おへそ4本分下の位置にあります。

このツボを刺激することで、お腹の冷えや下痢、足腰の冷え対策になります。

また、関元のツボの近くには子宮が存在してるため、温めることで月経痛の改善にも繋がります。

関元のツボは内臓の冷えを改善したり、女性疾患や妊活中の方にもオススメ!胃腸のトラブルも解決してくれます!

おすすめ③~セルフ鍼灸(自宅ver.)~

最後に自宅でできる鍼灸ケアをお伝えします。

皆さんは「鍼灸治療」をご存知でしょうか。

鍼灸治療は、東洋医学の考え方をもとに、鍼とお灸を用いて身体のツボを刺激し、

自然治癒力を高める療法です。

自然治癒力は、本来私たちが持ってるなので、

起きてしまったものに対して対症療法する西洋医学とは異なり、

不調の引き金となる原因に対して、根本治療 を行います。

そこで使われてくるものが、おすすめ②でも登場した【ツボ】 です。

ツボの刺激方法はたくさんありますが、実際に私たち鍼灸師が治療で使うものの中にも

自宅で気軽に使えるものがあるので、今回は2つご紹介します!

鍼やお灸をセルフケアに取り入れることで、慢性的な不調を改善し、生涯の健康を手に入れましょう!

★鍼(円皮鍼)

円皮鍼とは、体内に刺す鍼とは異なり、皮膚に貼るタイプのものになってます。

円形のテープの中央に短い鍼がついており、ツボや筋肉の張ってる部分に対して、持続的な鍼刺激の効果を発揮します。

円皮鍼使用方法

①鍼をパッケージから取り出す

②症状に応じたツボの場所に円皮鍼を置く。

③皮膚に軽く押し付ける もしくは円皮鍼を3回程度はじく

★お灸(台座灸)

お灸は台座灸と呼ばれるものを使用します。台座灸はお灸の一種で、皮膚に直接触れないように工夫されたもぐさ(お灸の材料)を使用して行う温熱療法です。特徴として、皮膚への直接的な刺激を抑えつつ、身体に温熱効果をもたらします。

お灸使用方法

①お灸本体、ライターを用意する。

②お灸の置くツボを決める。(印をつけてもOK!)

③お灸の先端に火をつける。

④点火後、お灸にツボを乗せる。(2~3分程度)

セルフケア鍼灸の注意点

ツボは正確にとる

ツボは刺激は正しく行えば身体の調子を整える一方で、間違った方法や無理な刺激はかえって身体の不調をきたす可能性もございます。まずは有名なツボや、比較的刺激しやすい手先や足周りのツボを使いましょう。

異常を感じたら中止する

刺激後に強い痛みや不快感が続く場合はすぐに中止しましょう。

当院では、全員が鍼灸師の国家資格を持っています。セルフケア鍼灸を行う中で気になることがありましたら、ぜひfemallyにご相談ください。

ご来院された際は自宅でできる鍼灸指導もできますので、お気軽にお尋ねください。

体調や状態を考慮する

体調がすぐれない場合、空腹時、飲食後は避けましょう。

※鍼灸治療後の飲酒も注意しましょう。

また、妊娠中は特定のツボ(三陰交)などを避ける必要があります。

刺激の強さと時間に注意

鍼やお灸は身体の内側に刺激を入れていくため、刺激の強さには注意が必要です。

円皮鍼、お灸どちらも初めは一番刺激の少ないものから使い、慣れてきたら場所に応じて刺激の強度を使い分けましょう。

最後に

皆さん、冷え対策3選いかがだったでしょうか。

冷えは、【万病のもと】です。

特に冬の寒い季節は、冷え対策をしっかり行うことで快適に乗り切ることができます。冷えは体調不良の原因となるだけではなく、免疫力の低下や血行不良を引き起こすことがあります。そのため、日常生活の中で身体を温める習慣を取り入れることが大切です。

ぜひ冷え対策を行って、健康的な冬を過ごしましょう!

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