そもそも自律神経って何?
神経の役割
そもそも神経は体中に張り巡らされていて人間の身体を制御しています。
人間の身体にある神経は大きく分けて中枢神経と末梢神経があります。
中枢神経は脳をイメージしていただけると分かりやすいかと思いますが、
全身にから集まってくる情報を処理し、全身へ指令を出しています。
末梢神経は中枢神経と体の各部分を結んでいる神経です。
体性神経と自律神経を合わせて末梢神経といいます。
体性神経とは温かい、冷たい、美味しいなどの感覚を脳に伝えたり、または脳からの指令を筋肉に伝え筋肉を動かしたりします。
美味しそうなカレーが目の前にあるので、手を伸ばしてスプーンを持ち、スプーンでカレーをすくって食べる。
これは体性神経の働きです。
自律神経は自分の意思では動かせない内臓を制御しています。
カレーを食べた時には唾液を出し、胃腸を動かして消化するのは自律神経の働きです。
自律神経って何?
ここで本題の自律神経って何?
自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。
交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキに例えられます。
例えばランニング中は心臓は早く脈打ち、呼吸も多くなります。
家でリラックスしているときは心臓はゆっくりと脈打ち、呼吸も少なくなります。
このように交感神経と副交感神経は協働して身体の活動状況に合わせ内臓の動きを制御しています。
しかし、今から寝ようというときに心臓が早く打っていたらどうでしょうか。
ドキドキして眠れませんよね?
この状態が自律神経が失調している状態です。
自律神経の乱れセルフチェック5選
- 眠れない、寝つきが悪い、途中で起きてしまう
- 肩に力が入る、慢性的な肩こり・頭痛
- 食いしばり、歯ぎしり
- 冷え、むくみ
- 全身のだるさ
眠れない、寝つきが悪い、途中で起きてしまう
覚醒状態から睡眠に移るためには交感神経優位の状態から、副交感神経優位の状態にならなくてはいけません。
交感神経というのはストレスを受けると興奮してしまう性質があります。
ストレスを受けるとそれに打ち勝つために戦う、もしくは逃げなければいけないからです。
就寝時刻になっても心と体の緊張状態が抜けないことが
眠れない、寝つきが悪い、途中で起きてしまう原因になります。
肩に力が入る、慢性的な肩こり・頭痛
筋肉が過度に緊張している、緊張状態が続いているために起こります。
仕事中、集中しているときなどに無意識で方が上がってしまう方は要注意です。
凝り固まった筋肉は伸縮性が悪く、血流も悪くなります。
特に首肩周りは全身の司令塔である脳への血流とも直結しますので自律神経の乱れの悪循環になってしまいます。
食いしばり、歯ぎしり
突然ですが今、上の歯と下の歯の間に隙間はありますか?
通常上下の歯は、1mm程度隙間が空いています。
今歯と歯がくっついていた人は普段から噛みしめ、食いしばりの癖がありそうです。
また、起床時にあごの痛みや肩こりがある方は就寝中の歯ぎしりが原因かもしれません。
ストレスがあると交感神経が優位になるので口の周りの筋肉が緊張して嚙みしめ、歯ぎしりにつながります。
嚙み合わせの悪さが原因でうまく噛めず、脳が”もっと強く噛むように”と指令を出してしまっていることも考えられます。
冷え、むくみ
自律神経には、代謝、体温調節の機能があります。
血管を収縮させたり拡張させたりして調節します。
自律神経が乱れ、この機能が鈍くなってしまうと水分代謝がうまくいかなくなってしまいます。
ふくらはぎの筋肉が収縮する時のポンプ作用は下半身の血液を心臓に戻す効果があります。
これがうまくいかないことも特に下半身の冷え、むくみにつながります。
全身のだるさ
体内時計は自律神経の働きといえます。
朝目覚めれば体温を上げ、ご飯を食べれば消化のために胃腸に血液を集めます。
就寝時にはゆっくりと体温を下げます。
明るいうちに活動して暗くなったら休むというのは体に刻み込まれたリズムです。
このような1日のリズムの中で自律神経の切り替えがうまくいかないと全身のだるさややる気が出ないなどの
症状が起こります。
自律神経の乱れに効くツボ
合谷(ごうこく)
ツボの取り方
人差し指の骨と親指の骨が交わるところの少し人差し指側のくぼみ。
効果
自律神経の乱れ、目の疲れ、首肩の疲れ など
解説
合谷は四総穴と言われ、360以上もあるツボの中で四天王に入るツボです。
万能のツボと言われていますが、特に顔については合谷を押せば間違いありません。
デスクワークでモニターを見る方、が眼精疲労のある方に特にオススメのツボです。
ちなみに四天王は合谷のほかに足三里(あしさんり)、委中(いちゅう)、列欠(れっけつ)です♪
井穴(せいけつ)
ツボの取り方
爪の角の少し外側。
効果
自律神経の乱れ、冷え など
解説
井穴(せいけつ)はツボの名前ではなく、ツボが持つ性質でグループ分けした時の仲間です。
ツボがある部分に〇をしましたが、反対の手で爪をつまむようにして爪の両側を押していくのがオススメです。
冷えがあるときは特に、数回繰り返すと血が指先に集まってくるのを感じられると思います。
手三里(てさんり)
ツボの取り方
肘を曲げた時にできるシワの外側から指3本分下がったところ。
効果
精神症状、首・肩・上肢の疲れや痛み など
解説
不安症状などによく効き、リラックス効果があります。
首肩コリに効くことでも有名なツボです。
特に緊張しやすく、常に肩に力が入っているような方にオススメです!
百会(ひゃくえ)
ツボの取り方
頭のてっぺん。両耳をつないだ線の真ん中。
効果
頭痛、首肩コリ、自律神経の乱れ
解説
百には”たくさん”という意味があり、多様なたくさんのツボ、経絡(ツボをつないだ線路)が百会で会います(交わります)。
そのため様々な効果があります。
頭痛や頭の浮腫みがある方にオススメです。
ちなみに押すと下痢になるという噂はウソです😊
労宮(ろうきゅう)
ツボの取り方
手を握ったときに中指の先端が当たる所。
効果
ストレス、イライラ、緊張
解説
緊張を緩めてくれる効果があります。
緊張してドキドキしたり、頭に血が上ってイライラするなど感情の起伏が乱れるときにオススメです!
ツボに刺激を与えるという意味でも手も平に人の字を書いて飲み込むのは間違っていないですね!
ツボの押し方
ふーっと息を吐きながら3秒かけて押し、
そのまま3秒キープ
ゆっくりと息を吸いながら力を抜いていく
これを3~5回繰り返すと良いです。
吸って吐いてはあまり意識しなくでもゆっくり呼吸できていれば大丈夫です👍
femallyでの施術
femallyでは鍼灸、femallyピラティス、温熱療法(ラジオ波)の3つの施術で自律神経の乱れにアプローチします。
自律神経の乱れでお困りの方はぜひご相談ください!
鍼灸
背骨に沿って自律神経が走っているので、背骨の動きが良くなるよう鍼灸で筋肉をほぐしていきます。
頸への施術は筋肉をほぐすことに加え、司令塔である脳への血流を良くする目的もあります。
お灸の温かさと香りでリラックス♪
femallyピラティス
症状に合わせたfemally独自のメソッドでピラティスを行います。
ストレッチで筋肉を気持ちよく伸ばしリラックス。
シルクサスペンションでは全体重をシルクに預けられるのでリラックスに最適です!
様々な動きの中で脊柱の可動域を上げ自律神経の通り道の環境を良くしていきます。
血行も促進され筋肉がほぐれやすくなります。
温熱療法(ラジオ波)
あったかいって気持ちがいいですよね?
ラジオ波施術は寝てしまうお客様いるほどリラックスしていただけます。
ラジオ波には筋肉をほぐす効果、リンパ・血流を良くする効果があります。
自律神経を整えるにはもってこいの施術です!